道川の元組から2kmの三の谷一帯に広がる峡谷で、
表匹見峡、裏匹見峡にも増して秘境の観は強まりますが、
国道191号線から少し入った駐車場から手軽に散策が楽しめます。
美しい滝が多くあり、絶壁の岩陰にじゅうたんを敷きつめたような苔の群落、
天然記念物シャクナゲが群生しているさまは、
奥匹見峡の名にふさわしい静寂境の趣にあふれています。
いちばんの見所は、高さ15mの二段滝と、シャクナゲの名所としても知られる大滝頭。
匹見川流域、虫ヶ谷の魚飛からキャンプ場に至るまでの全長4kmの渓谷が表匹見峡です。
神秘的な色彩をたたえる深淵や、風雪に磨かれどっしりとした存在感を帯びた岩石など、
めくるめく色彩とシルエットの競演が道路のすぐそばにくり広げられ、
数々の見どころを手軽に楽しめます。
また、4月上旬から5月上旬にかけては、キシツツジが川辺で満開となります。
そのキシツツジの名所である亀ヶ淵、水がくっきり澄み、
川底を泳ぐ魚の動きがはっきり見てとれる粋の淵、
小沙夜という名の娘の悲恋伝説が残る小沙夜淵、
断崖絶壁が切り立つ屏風ヶ淵などの見どころがあります。
おだやかな表匹見峡に比べて、切り立つ断崖や変化に富んだ渓流のうねりが続く裏匹見峡は、
男性的な景観が特徴。
裏匹見峡随一の景観・鈴ヶ嶽までの4kmは自然探勝歩道になっていて、
水深が深く水の色が引き込まれるように青い青の淵、
奇岩怪石の間を縫って滝が落下し水面が神秘的な色をたたえた平田淵、
水量が多いとき見ると岩が上流に動いているように見える流石の瀬などの奇観が展開し、
裏匹見峡の美しさを堪能できる絶好のハイキングコースとして親しまれています。
また、憩いを広げる各種の施設が揃った匹見峡レストパークもあり、
家族連れやグループで賑わっています。
なお、峡中から上流、支流にかけて、ヤマメ、ゴギなどの釣りも楽しめます。